総合病院の救急外来や救命救急センターに勤務する看護師のことを救急ナースという。救急医療の現場には、突発的な事故で負傷を追った人や重篤な病気の患者が搬送されるので、救急ナースは的確な判断力や迅速な行動力が必要だ。しかも、救急ナースは、外科や内科、整形外科や脳外科など、複数の専門科に関わることになる。そのため、専門知識や看護師としての経験がなければ勤まらないが、キャリアアップを目指す看護師には最適な職場だといえるだろう。

ちなみに、救急ナースを目指すときには、救急看護認定看護師の資格を取得していると、救急病院などの医療機関に採用されやすくなるようだ。ただし、資格を取得するためには、指定されたカリキュラムを受講し、認定審査に合格しなければならない。それに、実務経験が必要なので、看護師として働いた年数も重要なポイントになる。しかし、救急看護認定看護師の資格を取得できれば、看護スキルの高さをアピールすることができるし、転職市場においては引く手あまたで、好条件の仕事を見つけられるはずだ。

尚、そんな救急ナースを目指す場合は、夜勤を避けられないことは肝に銘じておいてほしい。そのため、体調管理をしっかりすることが欠かせない。特に、睡眠をコントロールすることは重要で、寝室を防音にしたり、厚手のカーテンを引いたりして、睡眠のための環境を整えて、オンとオフとでメリハリのある生活を送るようにすることを心がけなければならない。